おならの臭さは生活次第でよくなるの!?
「私のおなら臭い・・・!?」
「おならがたくさん出る」
誰かに相談したいけど、恥ずかしくてなかなか言えなくて悩んでる方も多いのではないでしょうか?
おならが臭くなるにもたくさん出るにも原因があるんです!
今回はそんなおならに関する悩みを抱える方必見です。
おならの悩みが解決する方法をお伝えします。
おならはそもそも何?
普通おならはどれくらい出るのか?
おならが出ることは、自然なこと。あくまでも目安ですが、健康な人が1日に出るおならの量は200〜1500 ml(平均360ml)くらいと言われています。1回あたりのおならの量は50〜500mlで、1日に7〜20回(平均約14回)程度でます。おならは病気ではありません。
おならはどうしてできるのか?
65%〜70%が飲み込んだ空気からできています。食べ物や飲み物とともに飲み込むこともあれば、唾液を飲み込むときに一緒に入ってくることもあります。
残りの30〜35%は体内で発生し、食事が消化される過程で産生するものや腸内細菌によって産生されるものなどです。
おならの成分
400種類とも言われ、窒素、酸素、二酸化炭素、水そ、メタンなどによって組成されます。
良いおなら?悪いおなら?
良いおなら
食事中に飲み込んだ空気や腸内細菌がエサとなる食べ物を分解した時にできた水素や炭酸ガス、メタンなどのガスで発生するガス。これは健康な人でも出るおならです。
ほとんど臭いはありません。
悪いおなら
腸内に悪玉菌が増えると、硫化水素、アンモニア、ニトロソアミン、インドール、スカトールといった臭い成分を含んだおならになります。
このニトロソアミンという成分は発がん物質でもあり、大腸がんの原因にもなると言われています。
臭いおならがでる仕組み
大腸内には様々な腸内細菌が住んでおり、胃や小腸で分解されなかった食べ物を消化・分解しています。この時に様々な種類のガスが作られます。便とともに排出されるものもあれば、おならとして出るものもあります。
◆臭いおならの元
消化されずに大腸まで送られてきた動物性たんぱく質や脂肪。これらを悪玉菌が分解すると、有害な物質に変化してしまいます。
動物性たんぱく質や脂肪。=肉類をたくさん食べた時におならの臭いは強くなります。
みなさん思い出してみてください。焼く肉などの脂を多く含む肉をたくさん食べた後ににおいが強くなったりした経験ないですか?
便秘など、腸内に食べ物が長い時間留まっていると、便の発酵が進み、おならも腐敗臭を発するものになります。逆に下痢の場合は、善玉菌も一緒に流れてしまうため腸内環境が悪化し、においがきつくなることもあるようです。
腸内の悪玉菌が増えるとおならが臭くなるだけではなく、免疫力の低下や肌荒れ、生活習慣病や便秘など全身に影響が広がってしまいます。
おならが溜まるとどこへいく?
◆腸にたまる
おならを我慢すると、小腸内にガスがたまります。
これが横行結腸および膵臓・胆嚢などの周辺臓器をも圧迫し、腹痛や便秘の原因に。
さらに、悪玉菌や有害ガスが増加することで、腸内(小腸・大腸)に発がん性物質(およびその働きを強める物質)を発生させてしまいます。おならを我慢する行為は命取りになりかねません!
◆皮膚や口から排出される
腸内にたまったおならは、腸管から再吸収されて血液中に溶け込み、全身へと運ばれます。こうして、血液中に溶け込んだおならは、皮膚や呼気から体外へ排出されることに。
その結果、体臭や口臭がきつくなることも!
我慢できたからといって、油断は禁物。
おならで困るのは、お腹の張りやにおいが臭くなること。
我慢し過ぎると、痛みを引き起こしたり食欲不振となってしまいます。
臭いおならとさようならするPoint!
腸内環境を整えることが大事になります!!
①動物性食品(特に肉類)、アルコール、炭酸飲料、香辛料などの摂取を控える
→肉類などの動物性タンパク質は悪玉菌のエサになり、インドール、スカトールなどのきついにおいの元になります。タンパク質は大切な栄養素ですが、野菜とのバランスを考えて量を決めるようにしましょう。特に脂肪の多い肉類はにおいがきつくなりやすいと言われています。肉類を食べる時は野菜をセットで食べる。また発酵食品、発酵調味料を組み合わせるといいです。
肉類の取りすぎを見直しても気になる時は豆類、玉ねぎ、にんにくなどを控えめにしてみてください。
②発酵食品(納豆、味噌など)や乳酸菌をとり、腸内環境を整える
ビフィズス菌、乳酸菌など善玉菌は、食べ物(糖)を分解してもガスは発生させず、悪臭を生み出すこともありません。腸内環境が善玉菌優勢になれば、おならも臭くなくなります。
③食事はゆっくりと時間をかけ、よく噛んで食べる
④規則正しい時間に食事を摂る
⑤ウォーキングやストレッチなどの軽い運動を行う
おならのにおいは、腸内環境を整えて便秘を改善することがとても大事です!!
腸内環境を改善してくれる食べ物
※過敏性腸症候群やある種の便秘の方にとっては、食物繊維や発酵食品を控えたほうがよい場合もあります。体調に合わせて摂ってみてください。
善玉菌は一度食べれば腸に定着する訳ではなく、食べ続けていないとやがていなくなってしまいます。腸内環境改善のためには「継続」が大切です。